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猫が経営するラーメン屋——と聞いて想像する「かわいい話」とは、少し違います。これはまっとうな職場漫画です。
『ラーメン赤猫』は、アンギャマンさんによる異色のコメディ。ジャンプルーキー!への投稿から『少年ジャンプ+』の連載へという異例の道のりをたどり、既刊15巻まで続く人気作になりました。そして2027年1月からアニメ第2期『其の二』の放送が決定しています。この記事では、あらすじ・登場人物とキャスト・見どころ・2期の新キャラクター情報までまとめてお伝えします。

『ラーメン赤猫』の作品基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | アンギャマン |
| 掲載 | 「ジャンプルーキー!」投稿(2021年11月)→『少年ジャンプ+』インディーズ連載(2022年3月)→通常連載(2022年10月〜) |
| 巻数 | 既刊15巻(15巻は2026年7月3日発売) |
| 関連書籍 | 小説版 全2巻(書き下ろしエピソード収録) |
| ジャンル | お仕事コメディ/日常 |
| アニメ1期 | 2024年7月4日〜9月19日・TBS系・全12話 |
| アニメ2期 | 2027年1月放送『ラーメン赤猫 其の二』 |
| アニメーション制作 | E&H production |
『ラーメン赤猫』のあらすじ【ネタバレなし】

猫だけで営むラーメン屋という設定
物語の舞台は「ラーメン赤猫」というラーメン屋です。ここで働いているのは、店長からCEOまですべて猫。
この世界では、猫が人間と同じように働き、経営し、税金や法律と付き合っています。奇抜な設定に見えますが、作中では特別視されません。猫が店をやっている——それがこの世界の当たり前として、淡々と描かれていきます。
人間の従業員・社珠子の視点
物語は、この店にアルバイトの面接に来た人間の女性・社珠子(やしろ たまこ)から始まります。
面接で「猫派か犬派か」と聞かれた珠子は、正直に「犬派」と答えます。ところが、それで採用される。こうして彼女は、猫たちに囲まれて働くことになりました。
珠子は読者にとっての案内役です。彼女が驚いたり戸惑ったりすることで、この店の仕組みや猫たちの人柄——猫柄と言うべきかもしれません——が少しずつ見えてきます。
「猫が可愛い話」では終わらない
本作で描かれるのは、営業日の出来事です。仕込み、接客、クレーム対応、仕入れ、経営判断、人手不足。
猫であることが免罪符にはなりません。理不尽な客は来るし、ミスをすれば謝るし、忙しければ疲れます。「猫がやっているから微笑ましい」ではなく、「猫も同じように大変」——この目線が本作の背骨です。
『ラーメン赤猫』の主要登場人物とキャスト

2期のキャストは1期から全員続投。そこに新キャラクターが1匹加わります。
| キャラクター | 役割 | 声優 |
|---|---|---|
| 文蔵 | 店長 | 津田健次郎 |
| 佐々木プリン | CEO | 杉山紀彰 |
| クリシュナ | 製麺担当 | 早見沙織 |
| ハナ | 接客 | 釘宮理恵 |
| サブ | 調理補助 | 村瀬迪与 |
| ジュエル | 接客見習い(2期の新キャラ) | 畠中祐 |
| 社珠子 | 人間の従業員 | 折原くるみ |
文蔵(CV:津田健次郎)
「ラーメン赤猫」の店長。体格のいい落ち着いた猫で、厨房を預かる責任者です。
寡黙で表情も動きませんが、店とスタッフのことを常に考えている——職人であり、同時に管理職という難しい立ち位置にいます。
この役に津田健次郎さんを当てたのは、アニメ版で最も効いた判断でした。低く落ち着いた声が乗ることで、文蔵は「しゃべる猫」ではなく「静かに信頼できる上司」として立ち上がります。見た目のギャップで笑わせるのではなく、声で説得力を持たせた配役です。
店を支える猫たち
佐々木プリンは店のCEO。経営側の立場から店を見ており、現場とは違う判断軸を持っています。クリシュナは製麺担当で、麺づくりという専門職を一手に引き受ける存在。ハナは接客担当、サブは調理補助として厨房を回します。
注目したいのは、全員に持ち場と専門性があることです。誰かが便利屋として何でもやるのではなく、役割がきちんと分かれている。だからこそ、ひとり欠けたときの大変さがリアルに伝わってきます。
社珠子(CV:折原くるみ)
唯一の人間の従業員。面接で「犬派」と正直に答えて採用された人物です。
彼女の役割は、猫たちにできない作業を引き受けること。高い場所に手が届く、重いものを運べる、人間の客とのやりとりで有利——種族が違うことを、そのまま役割分担にしているのが本作らしいところです。猫を愛でる側ではなく、同僚として横に並んでいるのがこのキャラクターの立ち位置です。
『ラーメン赤猫』の見どころ5選

① 猫を「動物」ではなく「労働者」として描く
動物が主役の作品の多くは、動物であること自体を見せ場にします。人間のような行動をとるから面白い、というつくりです。
本作は、その笑いをほとんど使いません。猫たちは働いている最中に毛づくろいをしないし、ネズミも追いかけない。勤務時間中は、ちゃんと勤務しているのです。
つまり作者は「猫が働いていること」をギャグの燃料として消費していません。設定として最初に置いたら、あとはその世界のルールを守り抜く。この一貫性があるからこそ、読者も途中から猫であることを忘れ、職場の話として読み始める——本作の中毒性の正体はここにあります。
② 職場漫画としての誠実さ
本作で扱われるのは、接客業なら誰もが心当たりのある出来事です。無茶を言う客、手が回らない繁忙時間、スタッフ同士の考え方の違い、人を雇う難しさ。
特筆すべきは、困った客を一方的な悪役にしないことです。腹立たしい態度の裏に事情があったり、逆に店側の見落としが原因だったりする。「正しい側」と「悪い側」に単純に割り切らないので、読後に嫌な気持ちが残りません。
働いたことのある人ほど刺さる作品です。癒やしとして読み始めて、いつの間にか自分の職場のことを考えている——そういう読まれ方をしています。
③ 投稿サイト発という異例の道のり
本作の経歴は、かなり珍しいものです。2021年11月に「ジャンプルーキー!」へ投稿され、2022年3月に『少年ジャンプ+』でインディーズ連載、そして同年10月に通常連載へ昇格しました。
投稿サイトから商業連載、さらにアニメ化、そして2期まで到達した——出発点を考えると、なかなかない到達点です。
この経歴は、作品の性格とも噛み合っています。大きな仕掛けや派手な展開ではなく、営業日の積み重ねで読者をつかんできた作品です。読めば面白い、だから広がった——そのシンプルな経路をたどっています。
④ 種族の違いを「役割分担」に変換している
猫と人間が一緒に働く——この設定は、扱いを誤るとどちらかを下に見る話になりがちです。人間が世話をしてあげる、あるいは猫が人間を振り回す、という構図です。
本作はそこを純粋な能力差の問題として処理します。珠子は背が高くて力があるからその作業を担当し、猫たちは自分にできることをやる。できないことがあるのは、優劣ではなく単なる仕様——そういう扱いです。
この距離感が、本作を居心地のよい作品にしています。誰も誰かを見下ろしていない職場が、ここには描かれています。
⑤ E&H production続投+脚本に村越繁
2期は監督の清水久敏さん、キャラクターデザイン・総作画監督の千葉道徳さん、制作のE&H productionがいずれも続投します。1期の穏やかな空気がそのまま維持されるということです。
変化はシリーズ構成・脚本に村越繁さんが新しく加わる点です。本作は1話ごとの区切りが効いた作品なので、どのエピソードをどう並べるかが視聴感を大きく左右します。構成担当の新規参加は、2期でいちばん注目したい変更点です。
2期の新キャラクター・ジュエルとは
『其の二』の目玉が、新しく登場する猫ジュエルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 役割 | ラーメン赤猫のホール接客担当・新入り |
| 夢 | 猫のホストクラブを作り、No.1になること |
| 性格 | 情熱的。見た目や挙動は派手だが、中身はひたむきな頑張り屋 |
| 声優 | 畠中祐 |
畠中祐さんはコメントで、「見た目や挙動はチャラチャラしているように見えるかもしれませんが、中身はひたむきで頑張り屋さん」という趣旨の説明をしています。ジュエル自身の一生懸命さに背中を押される思いで演じている、とも語りました。
この設定は、本作の構造によく合っています。ここは「夢のために働いている猫たちの職場」でもあるからです。ホストクラブ開業という一見突飛な夢を持った新人が入ってくることで、既存メンバーそれぞれの働く理由にも光が当たる——そんな展開が期待できます。
アニメ2期はいつから?2027年1月放送の最新情報
判明しているスタッフとキャスト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 2027年1月 |
| タイトル | ラーメン赤猫 其の二 |
| 監督 | 清水久敏(続投) |
| シリーズ構成・脚本 | 村越繁(新規参加) |
| キャラクターデザイン・総作画監督 | 千葉道徳(続投) |
| アニメーション制作 | E&H production(続投) |
| 新キャスト | ジュエル=畠中祐 |
2026年6月に2期の放送時期とタイトルが発表され、あわせてティザーPVと新キャラクター・ジュエルの情報が公開されました。
まだ発表されていないこと
2026年9月時点で、放送局・放送日時・配信サイト・主題歌は未発表です。2期がどのエピソードを描くかも公表されていません。1期は2024年7月からTBS系で全12話が放送されました。新しい情報が出しだい、この記事にも追記していきます。
『ラーメン赤猫』はどこで読める?
コミックスは集英社から刊行されており、2026年9月時点で15巻まで発売中です。15巻は2026年7月3日に発売されました。電子書籍でも各ストアで配信されています。
あわせて小説版が全2巻出ています。「赤猫幽霊事件」「ラーメン赤猫サービスデー」など小説版でしか読めないエピソードが収録されており、描き下ろしのピンナップと挿絵も付いています。本編を気に入った方には寄り道として楽しい一冊です。
『ラーメン赤猫』のよくある質問(FAQ)
Q. 完結していますか?何巻まで出ていますか?
A. いいえ、連載中です。『少年ジャンプ+』で連載が続いており、2026年9月時点で既刊15巻(15巻は2026年7月3日発売)です。
Q. アニメ2期はいつから放送されますか?
A. 2027年1月から『ラーメン赤猫 其の二』として放送予定です。放送局・配信サイト・主題歌はまだ発表されていません。制作はE&H production、監督は清水久敏さんが続投します。
Q. 声優は1期から変わりますか?
A. 全員続投です。文蔵役の津田健次郎さん、佐々木役の杉山紀彰さん、サブ役の村瀬迪与さん、ハナ役の釘宮理恵さん、クリシュナ役の早見沙織さん、社珠子役の折原くるみさんが継続します。そこに新キャラクター・ジュエル役として畠中祐さんが加わります。
Q. 猫が好きじゃなくても楽しめますか?
A. 楽しめます。本作の中心にあるのは職場の物語で、猫であることは設定の一部です。接客業や飲食店で働いた経験のある方ほど刺さる作品で、主人公の珠子自身も「犬派」と公言しています。
Q. 小説版はどんな内容ですか?
A. 全2巻で、「猫になりたい」「赤猫幽霊事件」「ラーメン赤猫サービスデー」などここでしか読めないエピソードが収録されています。描き下ろしのピンナップと挿絵付きです。
Q. どこから読み始めればいいですか?
A. 1巻からで問題ありません。1話完結に近い構成なので、複雑な設定を覚える必要はなく、既刊15巻でも追いつきやすい作品です。
コミックシーモアでも配信中です。初回70%OFFクーポンを使えば、15巻をまとめて揃えるときの負担をかなり抑えられます。
まとめ
『ラーメン赤猫』は、「猫が働いている」という設定をギャグとして消費しないことで成立している作品です。勤務時間中の猫はちゃんと勤務しており、読者もいつしか猫であることを忘れて、職場の物語として読み始めます。
困った客を一方的な悪役にしない誠実さ、種族の違いを優劣ではなく役割分担として扱う目線——誰も誰かを見下ろしていない職場が、この作品の居心地のよさを作っています。ジャンプルーキー!への投稿から始まってアニメ2期まで到達したのも、うなずける完成度です。
2027年1月からは『ラーメン赤猫 其の二』が始まります。新キャラクターのジュエルが加わり、スタッフ・キャストは続投。放送前に原作を追いかけておくのがおすすめです。




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