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皇后になるために生きてきた。それなのに、すべてを奪われ、反逆者として処刑された——。目を開けると、そこは9歳の自分だった。韓国発ウェブトゥーン『捨てられた皇妃』は、非業の死を遂げた令嬢が人生をやり直し、自らの手で運命を書き換えていく物語です。ピッコマの看板作として長く支持され、単行本全12巻で完結しました。この記事では、あらすじ・登場人物・見どころ・どこで読めるかをまとめて紹介します。
『捨てられた皇妃』とは?作品概要
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| 作品名 | 捨てられた皇妃 |
| 原作 | Yuna |
| 作画 | iNA |
| 出版 | KADOKAWA(日本語版) |
| 連載 | 2018年9月〜2021年3月(日本語版・完結) |
| 単行本 | 全12巻・完結(最終巻2023年9月5日発売) |
| 配信 | ピッコマ、LINEマンガほか |
| ジャンル | 転生(人生やり直し)/宮廷もの/復讐と再生 |
本作は韓国のWeb小説を原作としたウェブトゥーンで、原作をYuna先生、作画をiNA先生が担当しています。日本語版は2018年9月からピッコマで配信が始まり、2021年3月に完結。単行本はKADOKAWAから刊行され、全12巻で完結済みです。
ピッコマにおけるロマンスファンタジーの草分け的存在であり、後続の「人生やり直しもの」に大きな影響を与えた作品でもあります。ノベル版も日本語で刊行されているため、より深く物語を追いたい方は小説で先の展開を知ることもできます。
『捨てられた皇妃』のあらすじ【ネタバレなし】
アリスティア・ラ・モニークは、名門モニーク侯爵家に生まれ、幼い頃から未来の皇后となるべく厳格な教育を受けて育ちました。皇太子ルブリスの婚約者として、彼女の人生は約束されているはずでした。
ところがある日、異世界からやってきた少女・美優が現れます。「神の選びし子」と呼ばれた彼女は瞬く間に皇太子の心を掴み、アリスティアから皇后の座を奪い去りました。皇妃という中途半端な立場に落とされたアリスティアは、やがて反逆罪の濡れ衣を着せられ、処刑されてしまいます。
——しかし、そこで物語は終わりませんでした。次に目を覚ましたとき、彼女は9歳の自分に戻っていたのです。前世の記憶を、あの屈辱と絶望をすべて抱えたまま。
二度目の人生で、アリスティアが選んだのは「皇后を目指さない」という道でした。剣を取り、知識を蓄え、自らの足で立つ力を身につけていく。誰かに選ばれるのを待つのではなく、自分で自分の居場所を作る——そう決めた少女の、長い戦いが始まります。

主要登場人物
アリスティア・ラ・モニーク
本作の主人公。銀色の髪に琥珀色の瞳を持つモニーク侯爵家の令嬢です。前世では皇后候補として完璧に育てられながら、すべてを奪われて処刑されました。9歳に戻ってからは、前世の記憶を武器に運命を変えようと動き始めます。特筆すべきは、彼女が選んだのが「皇太子を奪い返すこと」ではなかった点です。剣術を学び、政治を知り、自分自身の力を磨いていく——受け身のヒロインではない、その主体性が本作を特別なものにしています。
ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナ
カスティーナ帝国の皇太子であり、のちの第34代皇帝。青い髪と青い瞳を持つ青年で、前世ではアリスティアの婚約者でありながら彼女を捨て、処刑へと追いやった人物です。二度目の人生では、アリスティアが距離を取ろうとするほど彼女の存在が気にかかっていきます。前世を知る読者だけが「彼が何をしたか」を知っているという構図が、二人のやり取りに独特の緊張感を生み出します。
カルセイン・デ・ラスとアレンディス・デ・ベリータ
カルセインは赤い髪に水色の瞳を持つ、帝国最年少の騎士。まっすぐで裏表のない性格の持ち主で、アリスティアにとって数少ない心を許せる相手です。一方のアレンディスは緑髪緑眼の青年で、天才と称される頭脳の持ち主。それぞれ異なる形でアリスティアを支え、時に想いを寄せていきます。二度目の人生で彼女が得た「味方」の存在が、前世との最大の違いと言えるでしょう。
美優(ミユ)
異世界からやってきた黒髪黒眼の17歳の少女。「神の選びし子」として特別な扱いを受け、前世ではアリスティアから皇后の座を奪いました。物語における対立軸となる人物ですが、彼女もまた突然この世界に放り込まれた存在であり、単純な悪役として片づけられない側面を持っています。二度目の人生で、アリスティアが彼女とどう向き合うのかも読みどころのひとつです。
『捨てられた皇妃』の見どころ・おすすめポイント
① 「奪い返す」のではなく「別の道を選ぶ」ヒロイン
人生をやり直す物語では、主人公が前世で失ったものを取り戻そうとするのが定石です。しかしアリスティアは違いました。彼女が二度目の人生で決めたのは、そもそも皇后という座を目指さないということ。剣を握り、学び、自分の意思で生きる道を選びます。「誰かに選ばれること」に人生を賭けた前世への決別が、この選択には込められています。復讐譚でありながら、本質は自立の物語——この構造こそが、本作が長く読み継がれてきた理由です。

② 前世を知る読者だけが感じられる痛み
本作の巧みさは、読者がアリスティアと同じ記憶を共有していることにあります。ルブリスが何気なく彼女に手を差し伸べる場面でも、読者は「この人が彼女を処刑した」と知っている。だから素直に喜べません。逆にアリスティアが冷たく距離を取る場面では、その理由が痛いほど理解できます。何気ない一コマに前世の重みが乗る——この二層構造が、物語全体に深い陰影を与えています。読み進めるほど、彼女の一つひとつの選択が重く感じられるはずです。
③ 全12巻で完結済み。結末まで一気に読める
本作は2021年3月に本編が完結し、単行本も全12巻で完結しています。アリスティアが処刑の運命を回避できたのか、ルブリスとの関係がどこへ行き着いたのか、美優との対立に決着はついたのか——すべての答えが揃った状態で読み始められます。ロマンスファンタジーの原点とも言える作品なので、このジャンルを初めて読む方の入門作としても最適。さらに深く知りたくなったら、日本語版のノベルも刊行されています。

『捨てられた皇妃』はどこで読める?
ウェブトゥーン版はピッコマとLINEマンガで配信されています。フルカラーの縦読み形式で、無料で読める話数も用意されています。
単行本(KADOKAWA)は全12巻で完結。紙・電子ともに刊行されており、ebookjapan・コミックシーモア・BOOK☆WALKER・Amebaマンガなど主要な電子書籍ストアで購入できます。完結済みなので、初回クーポンを使って全12巻をまとめ買いするのが最も効率的です。
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こんな人におすすめ
- 『ある日、お姫様になってしまった件について』のような破滅の運命に抗う物語が好きな人
- 『再婚承認を要求します』など裏切られた女性の再生譚にハマった人
- 受け身ではなく、自分で戦うヒロインが見たい人
- ロマンスファンタジーの定番・原点を押さえておきたい人
まとめ
『捨てられた皇妃』は、処刑された令嬢が9歳に戻り、今度は誰かに選ばれるためではなく、自分のために生きることを選ぶ物語です。復讐の痛快さと、自立していく清々しさが同居した構成は、いま読んでも古びません。全12巻で完結しているので、結末まで安心して読み通せるのも魅力。ロマンスファンタジーというジャンルの土台を作った一作を、ぜひ体験してみてください。




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