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戦って死ぬことが武士の誉れとされた時代に、逃げることで英雄になった少年がいました。鎌倉幕府最後の得宗(北条家の当主の家)の跡継ぎ、北条時行です。『暗殺教室』の松井優征さんがその生涯を描いた歴史マンガ『逃げ上手の若君』は、2026年2月に連載が完結し、最終27巻が10月2日に発売されました。アニメ第二期も10月に放送を終えています。
この記事では、アニメが原作の何巻までなのか、第三期の情報、全27巻の流れ、登場人物と声優、史実との違いをまとめました。最終回や主要人物の結末などのネタバレは、記事の後半にある専用の章だけに書いています。
まず結論:逃げ上手の若君のアニメの続きは何巻から?
| 知りたいこと | 答え(2026年11月3日時点) |
|---|---|
| 原作 | 全27巻・全238話で完結 |
| 最終巻 | 27巻「北条時行1353」2026年10月2日発売 |
| アニメ | 第一期 全12話+第二期 全12話(第十三回〜第二十四回) |
| 第一期の続き | 4巻の第32話から |
| 第二期の続き | 8巻から(8巻の頭から読むのがおすすめ) |
| 第三期 | 発表は確認できず |
| 時代 | 鎌倉時代の終わりから南北朝時代(1333年〜1353年) |

アニメは原作の何巻まで?第一期・第二期の範囲
アニメの話数は「第◯回」と数えます。第二期は第一期からの通し番号で、第十三回から始まりました。
| シリーズ | 話数 | 放送 | 原作の範囲 | 主な内容 |
|---|---|---|---|---|
| 第一期 | 第一回〜第十二回 | 2024年7月〜9月(TOKYO MXほか) | 1巻〜4巻 第31話 | 鎌倉幕府の滅亡、諏訪への逃亡、小笠原貞宗との対決、逃若党の結成 |
| 第二期 | 第十三回〜第二十四回 | 2026年7月〜10月(フジテレビ系「ノイタミナ」ほか) | 4巻 第32話〜8巻の途中 | 保科の乱、京での楠木正成や魅摩との出会い、中先代の乱の始まり |
第二期の続きは8巻から
第二期の最終回、第二十四回「時代」は、時行がついに挙兵する中先代の乱の始まりで幕を閉じました。8巻の前半は最終回と重なるので、8巻の頭から読むのがおすすめです。8巻の巻タイトルは「名乗り1335」で、ここから鎌倉を目指す戦いが本格的に描かれます。
第三期はある?
2026年11月3日時点で、第三期の発表は確認できていません。公式サイトのニュースにも続編の告知は見当たりませんでした。原作は全27巻まであるので、映像化されていない物語はまだ多く残っています。
逃げ上手の若君の漫画は全何巻?完結までの流れ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 逃げ上手の若君(略称:逃げ若) |
| 作者 | 松井優征(『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』) |
| 連載 | 週刊少年ジャンプ 2021年8号〜2026年12号(2026年2月16日発売号で完結) |
| 巻数・話数 | 全27巻・全238話 |
| 最終巻 | 27巻/2026年10月2日発売 |
| 累計発行部数 | 1〜24巻で500万部突破(2025年3月時点) |
| 受賞 | 第69回小学館漫画賞 |
| 監修・解説 | 歴史学者の本郷和人さんが解説コラム「解説上手の若君」を担当 |
全27巻の巻タイトルで見る流れ
各巻のタイトルには、その巻の舞台となる年が入っています。物語は1333年から1353年までの20年です。
| 巻 | 巻タイトル | 主な出来事(結末に触れない範囲) |
|---|---|---|
| 1〜5巻 | 滅亡1333/小笠原1333/悪党1334/生きたがり1334/問答1334 | 鎌倉幕府の滅亡と諏訪への逃亡、逃若党の結成 |
| 6〜13巻 | 京1335/中先代1335/名乗り1335/女影原1335/ダービー1335/鎌倉1335/天下人1335/逃げ上手1335 | 京への潜入と、鎌倉奪還をめざす中先代の乱 |
| 14〜20巻 | 公家の戦1337/斯波家長1337/バグ1338/土岐頼遠1338/執事1338/百花繚乱1338/神代の終わり1338 | 南朝に加わり、北畠顕家とともに転戦 |
| 21巻 | 小笠原真宗1340 | 因縁の小笠原貞宗との再戦 |
| 22〜24巻 | 高師冬1351/血気の勇者1351/兄弟喧嘩1351 | 足利家の内紛「観応の擾乱」 |
| 25〜27巻 | 鬼ごっこ1352/貴方に無くて私にあるもの1352/北条時行1353 | 尊氏との最後の戦い |
「打ち切り」ではない?
「打ち切り」と検索されることもありますが、本作は北条時行の史実の最期まで描き切って完結しています。巻タイトルが示すとおり、物語は時行が亡くなった1353年で終わります。
逃げ上手の若君のあらすじ
1333年、鎌倉幕府の跡継ぎである8歳の北条時行は、武芸の稽古から逃げてばかりの少年でした。ところが、信頼されていた御家人足利尊氏が後醍醐天皇の側について謀反を起こし、鎌倉幕府はあっけなく滅亡します。家族も故郷も失った時行を救ったのは、信濃国・諏訪大社の神官諏訪頼重でした。
未来が見えるという頼重は、時行が「2年後に天を揺るがす英雄となる」と予言します。誰よりも逃げ隠れする才能を持つ時行は、同年代の仲間「逃若党(ちょうじゃとう)」とともに力を蓄え、尊氏から天下を取り戻すための戦いへ踏み出していきます。
時行と命を狙う敵との攻防は「南北朝鬼ごっこ」と呼ばれ、敵は伝説の鬼の名を冠した異形の姿で描かれます。逃げながら勝つという、ほかにない戦い方が本作の柱です。

逃げ上手の若君の登場人物・キャラ一覧と声優
北条時行と逃若党
北条時行|声:結川あさき
本作の主人公で、1333年の時点で8歳です。武芸は苦手ですが、追っ手から逃げる才能は誰にも負けず、逃げることに興奮を覚えるという変わった性格です。素性を隠すため、諏訪では「小泉長寿丸」と名乗ります。素直で優しく、仲間思いの少年です。
雫|声:矢野妃菜喜
諏訪頼重の娘で、逃若党の執事役です。秘術や事務に優れ、情報通でもあります。少し毒舌で、父の頼重には手厳しいところもあります。
弧次郎|声:日野まり
諏訪神党の祢津一族の出身で、同世代随一の太刀の使い手です。時行を「若」と呼ぶ、逃若党の副将です。
亜也子|声:鈴代紗弓
望月重信の娘で、背が高く怪力の少女です。踊りや楽器の才能もあり、女武将・巴御前に憧れています。
風間玄蕃|声:悠木碧
狐の面をかぶった盗人で、変装と工作の達人です。守銭奴ですが、時行の一途さにほだされて仲間になります。
吹雪|声:戸谷菊之介
二刀を使う剣士で、すぐれた軍略家でもあります。人の才能を見抜いて教えるのが得意ですが、空腹になると力が抜けてしまいます。
| 人物 | 声 | 立場 |
|---|---|---|
| 夏 | 三瓶由布子 | 元は足利方のくノ一。のちに逃若党へ |
| 魅摩 | 花宮初奈 | 佐々木道誉の娘。京の賭場を仕切る少女(第二期から登場) |
諏訪家と味方
| 人物 | 声 | 立場 |
|---|---|---|
| 諏訪頼重 | 中村悠一 | 諏訪大社の神官。未来が見えるという、時行の恩人 |
| 諏訪頼継 | 小林由美子 | 頼重の孫 |
| 諏訪時継 | 石黒史剛 | 頼重の息子 |
| 北条泰家 | 上田燿司 | 時行の叔父。本音が額に文字で出てしまう |
| 楠木正成 | 鈴村健一 | 時行に「逃げの極意」を教える名将 |
| 海野幸康・祢津頼直・望月重信 | 楠大典・三浦勝之・三宅健太 | 諏訪神党の三大将 |
足利方と敵
| 人物 | 声 | 立場 |
|---|---|---|
| 足利尊氏 | 小西克幸 | 鎌倉幕府を滅ぼした最大の敵。底知れない力を持つ |
| 足利直義 | 古川慎 | 尊氏の弟 |
| 小笠原貞宗 | 青山穣 | 信濃守護。当代随一の弓の名手 |
| 高師直 | 宮内敦士 | 足利家の執事 |
| 瘴奸 | 東地宏樹 | 悪党集団「征蟻党」の首領 |
| 清原信濃守 | 勝杏里 | 信濃の国司 |
| 斯波家長 | 村瀬歩 | 関東を治める足利方の若き将 |
| 新田義貞 | 檜山修之 | 鎌倉を攻め落とした武将 |
時行の家族
| 人物 | 声 | 立場 |
|---|---|---|
| 北条高時 | 田所陽向 | 時行の父。鎌倉幕府の得宗 |
| 北条邦時 | 寺崎裕香 | 時行の異母兄 |
逃げ上手の若君は実話?史実との違い
主人公の北条時行は実在の人物です。物語の大きな流れも史実に沿っています。
| 出来事 | 史実 | 作中 |
|---|---|---|
| 鎌倉幕府の滅亡 | 1333年、新田義貞らの攻撃で滅亡 | 同じ(物語の始まり) |
| 中先代の乱 | 1335年、時行が挙兵して一時鎌倉を奪う | 物語前半の山場 |
| 南朝への帰順 | 後醍醐天皇の南朝に加わり、北畠顕家とともに戦う | 同じ |
| 時行の最期 | 1353年に鎌倉の龍ノ口で処刑されたと伝わる | 最終巻のタイトルが「北条時行1353」 |
史実と違うところ
一方で、マンガならではの脚色も多くあります。頼重の未来予知や、尊氏が持つ人間離れした力は「神力」というフィクションの設定です。また、石津の戦いに尊氏が乱入する場面は、史実の記録にはありません。逃若党の仲間たちの多くも、作品の創作を交えた人物です。
時行は資料が少ない人物で、だからこそ作者が想像を広げる余地がありました。連載をきっかけに研究者が時行の論文を書くなど、歴史の世界にも影響を与えた作品です。
何時代の話?
鎌倉時代の終わり(1333年)から、天皇家が北朝と南朝に分かれて争った南北朝時代が舞台です。室町時代の始まりと重なる時期でもあります。
逃げ上手の若君の見どころ
1. 「逃げる」主人公が新しい
多くのバトルマンガの主人公は、強くなって敵を倒します。時行は違います。逃げ続けることで敵を消耗させ、生き延びることで勝つのです。逃げる姿がかっこいいという感覚は、本作でしか味わえません。
2. 松井優征さんらしい、ユーモアと残酷さ
頼重の胡散臭さや泰家の額に出る本音など、笑える場面がたくさんあります。一方で、乱世の残酷さからも目をそらしません。笑いと悲劇の落差は、『暗殺教室』の作者らしい持ち味です。
3. 歴史の知識がなくても楽しめる
当時の風習や人物関係は、作中の説明と本郷和人さんの解説コラムで補われます。南北朝時代を知らなくても読めて、読み終えると詳しくなっているという作品です。
4. 敵も味方も濃いキャラクター
鬼のような姿で描かれる敵、底知れない尊氏、そして個性豊かな逃若党。誰もが強い印象を残します。

逃げ上手の若君の主題歌
| シリーズ | オープニング | エンディング |
|---|---|---|
| 第一期 | 「プランA」DISH// | 「鎌倉STYLE」ぼっちぼろまる |
| 第二期 | 「鬼事」中島健人 | 「ロマンティックがほしいなら feat. 小坂菜緒, 正源司陽子, 藤嶌果歩(日向坂46)」ぼっちぼろまる |
アニメの制作はCloverWorksで、監督は山﨑雄太さん、シリーズ構成は冨田頼子さん、キャラクターデザインは西谷泰史さんです。
逃げ上手の若君のアニメはどこで見られる?
DMM TVとU-NEXTの検索で、第一期と第二期の掲載を確認しました(2026年11月3日時点)。DMM TVでは、どちらも作品ページに月額プランの表示がありました。第二期の放送時には、Amazonプライム・ビデオで先行して配信されていました。配信の状況は変わることがあるので、登録の前に作品ページでご確認ください。
逃げ上手の若君の漫画はどこで読める?
完結済みなので、全27巻を一気に読めるのが今の強みです。U-NEXTでは単行本27冊のほか、話ごとの配信もあり、3話無料の表示を確認しました(2026年11月3日時点)。無料の範囲は期間によって変わります。アニメの続きから読むなら8巻からです。
【ネタバレ注意】最終回の結末・時行の妻・吹雪のその後
最終回はどうなる?時行は死亡する?
時行は尊氏との最後の戦いに臨みますが、戦いには敗れ、病気がちになります。その後、尊氏に捕らえられた時行は、これ以上の戦乱を終わらせて平和をもたらすため、自ら処刑されることを決意します。そして史実どおり、1353年に亡くなります。
タイトルのとおり「逃げ上手」だった少年が、最後には逃げないことを選ぶ。それまでの逃げがすべて、この最期のためにあったと感じられる結末です。
諏訪頼重はどうなった?
時行たちは中先代の乱で一度は鎌倉を取り戻しますが、援軍として来た尊氏に敗れます。乱は頼重の死で終わり、時行は死んだことにして姿をくらまします。史実でも、諏訪頼重は中先代の乱で敗れて自害したと伝わっています。
時行の妻は誰?
時行は物語の後半で、雫、亜也子、魅摩の3人を正室に迎えます。3人はそれぞれ子どもを産みます。
吹雪はなぜ裏切った?
吹雪は京での尊氏暗殺の失敗の際、尊氏の力を浴びて動揺を見せます。そして中先代の乱で尊氏に敗れたあと、そのまま投降し、高師直の猶子(養子のような立場)となって「高師冬」と名を変えます。のちの観応の擾乱で、時行とは敵として再び向き合うことになります。
逃げ上手の若君のよくある質問
Q. 逃げ上手の若君は完結していますか?
A. 完結しています。全27巻・全238話です。
Q. アニメは全部で何話ですか?
A. 第一期12話、第二期12話の合わせて24話です。
Q. アニメの続きは何巻からですか?
A. 第二期の続きは8巻からです。第一期の続きは4巻の第32話からです。
Q. 第三期はありますか?
A. 2026年11月3日時点で発表はありません。
Q. 読み方は?
A. 「にげじょうずのわかぎみ」です。略称は「逃げ若」、逃若党は「ちょうじゃとう」と読みます。
Q. 実話ですか?
A. 北条時行は実在の人物で、大きな流れは史実に沿っています。ただし、神力などの設定や多くの場面は創作です。
Q. 映画はありますか?
A. 確認できる範囲では劇場版の発表はありません。
Q. 作者の前作は?
A. 『魔人探偵脳噛ネウロ』と『暗殺教室』です。
まとめ
『逃げ上手の若君』は全27巻で完結した、北条時行の20年の生涯を描く歴史マンガです。アニメは第二期まで全24話で、続きは原作8巻から読めます。第三期の発表はまだありません。
完結しているので、アニメの続きから最終巻まで一気に読めるのが今の楽しみ方です。第三期などの発表があれば、この記事に追記します。



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