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ピッコマのSMARTOON総合ランキングで8位につけている恋愛ファンタジーが『悪女が剣を持った理由』です。
累計閲覧数は約590万。ピッコマ独占配信のフルカラー作品で、73話が公開されています(2026年8月時点)。
死に戻りものは数え切れないほどありますが、本作の主人公が戻ってきたのは「本来の自分」でした。しかもその本来の自分とは、希代の悪女として知られる人物です。ここではあらすじ・登場人物・見どころを、結末に触れない範囲で紹介します。

『悪女が剣を持った理由』のあらすじ
主人公のエリンは、継母から長年にわたって虐待と謀略を受け続けていました。
そしてついに、命を奪われます。「侯爵夫人からの伝言だ。もうすぐ家族もあんたの後を追うことになる」——自分が殺されるだけでなく、家族まで手にかけられると告げられての最期でした。
すべてが終わったはずでした。ところがエリンは、二度の転生を経て、ある場所へ戻ってきます。
それは本来の自分——希代の悪女として知られる「エリン・リーサス」の身体であり、すべてを失い、愛する人さえ手放す前の時間でした。
その時代には、まだ彼が生きています。フェルディン・レクサス。誰にでも優しく、慈愛深い第二皇子。「言えない事情があることは分かっています。準備ができたら、その時には私に話してください」——そう言って、何も問い詰めずに待ってくれる人物です。
過去へ戻り、再び彼と向き合ったとき、エリンは心に誓います。
今度こそ、この人を必ず守り抜く。たとえ本物の悪女になるとしても。

『悪女が剣を持った理由』の主要登場人物
エリン・リーサス
本作の主人公。希代の悪女として知られる人物であり、同時に継母から虐待され命を奪われた被害者でもあります。
この二重性が、本作の主人公造形の核です。周囲から「悪女」と呼ばれる立場に戻ってきた——つまり彼女は、最初から評判が地に落ちた状態でスタートします。汚名をすすいで見返すのではなく、その悪名を使って目的を果たすという方向へ進むところが、この作品の独特な点です。
そして題名のとおり、彼女は剣を取ります。虐げられる側から、自ら戦う側へ。守られるのを待つのではなく、自分の手で守りにいく人物です。
フェルディン・レクサス
この国の第二皇子。誰にでも優しく、慈愛深い人物として描かれています。
注目したいのは、彼のエリンへの接し方です。「言えない事情があることは分かっています。準備ができたら、その時には私に話してください」——問い詰めず、待つという姿勢を取ります。
死に戻りものの主人公は、事情を誰にも説明できないという孤独を抱えがちです。そこに「説明を求めない相手」を配置したのは巧みで、エリンが彼を守ろうと決意する動機に説得力を与えています。前の人生で彼を手放したという事実が、その決意をさらに重くしています。
継母(侯爵夫人)
エリンに長年の虐待と謀略を加え、最終的に命を奪った人物。物語の起点にいる存在です。
この継母が恐ろしいのは、エリン一人を殺して終わりにしなかった点です。「もうすぐ家族もあんたの後を追うことになる」という伝言が示すとおり、狙いは家族全体に及んでいます。守るべき対象が複数あるという状況が、エリンが「本物の悪女になってでも」と覚悟を固める理由になっています。

『悪女が剣を持った理由』4つの見どころ
① 戻った先が「悪名を負った自分」であること
死に戻りものの多くは、主人公が不遇だった過去の自分に戻ります。これから頑張れば評価を覆せる、という位置からのスタートです。
本作は違います。エリンが戻ったのは「希代の悪女」として知られる本来の自分。つまり最初から悪評が確立しており、周囲の目は冷たいままです。汚名を晴らすところから始まらないぶん、彼女は別の戦い方を選ぶことになります。この出発点の違いが、よくある死に戻りものと本作を分けています。
② 守るために、あえて悪女になるという逆説
題名にある「悪女が剣を持った理由」——その理由が、愛する人を守るためだという点に本作の芯があります。
普通なら、汚名を返上して善良さを証明しようとするはずです。エリンはそうしません。「たとえ本物の悪女になるとしても」と誓う。悪名を消すのではなく、武器として使うことを選ぶわけです。善人であろうとすることを手放してでも目的を優先する主人公は、恋愛ファンタジーの中では珍しく、行動が読めない面白さを生んでいます。
③ 「説明を求めない相手」という配置の巧さ
死に戻りものの構造的な弱点は、主人公が事情を誰にも説明できないことです。未来を知っていると言っても信じてもらえず、結果として孤独に耐える描写が続きがちになります。
本作はそこに、フェルディンという問い詰めずに待つ人物を置きました。「準備ができたら話してください」という態度によって、エリンは説明できないまま関係を続けられます。設定上の弱点を、キャラクター配置で解消している——構成として上手い部分です。
④ ピッコマ内に「ANIME」版が並行配信されている
本作には、ピッコマ内に『悪女が剣を持った理由(ANIME)』という別作品として、動画形式の版が並行配信されています。
あらすじもクレジットも同じで、同様に金曜連載・冒頭3話無料。同じ物語を「読む」か「観る」かで選べるという珍しい状態です。ただしこちらはまだ閲覧数が4千程度と始まったばかりなので、話数はコミック版に追いついていません。まず通常版で読み進めて、気に入ったらANIME版も覗いてみる——という順番がおすすめです。

『悪女が剣を持った理由』はどこで読める?
本作はピッコマの独占配信作品です。他の電子書籍ストアやマンガアプリでは配信されていません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信 | ピッコマ独占(SMARTOON・フルカラー) |
| 連載 | 金曜連載 |
| 公開話数 | 73話(うち65話が「待てば¥0」対象・2026年8月時点) |
| 累計閲覧 | 約590万 |
| クレジット | Yoon Ji Seon/Team Release/Ochom |
| 制作 | SOY MEDIA |
| ジャンル | 恋愛/女性マンガ/死に戻り/王様・貴族/転生 |
| 別バージョン | 『悪女が剣を持った理由(ANIME)』が並行配信 |
料金は冒頭3話分が常時無料。それ以降も「待てば¥0」で1話ずつ無料で読み進められます。現在は65話まで待てば¥0の対象なので、時間をかければ大半を費用なしで読めます。
無料の3話で、エリンが命を奪われて過去へ戻るところまで描かれるので、作品の骨格は無料分でつかめます。
なお本作は単行本が刊行されていません。紙の書籍や他社の電子書籍で購入することはできず、Kindle UnlimitedやBOOK☆WALKERの読み放題にも含まれていません(2026年8月時点で確認)。読み放題で読める作品を探している場合は、Kindle Unlimitedの対象作品をまとめた記事のほうが参考になります。
こんな人におすすめ
死に戻り・回帰ものが好きな人にまずおすすめします。戻った先が「悪名を負った自分」という変則的な設定が、既読感を薄めています。
ヒロインが自分で戦う話を読みたい人にも向いています。題名のとおり、エリンは守られるのを待たずに剣を取ります。
悪役令嬢もの・悪女ものが好きな人には特に刺さるはずです。汚名を晴らすのではなく、悪名を利用する側に回るという展開が新鮮です。
一方で、明るく軽い恋愛ものを求める人には重いかもしれません。虐待と殺害から始まる物語であり、主人公の覚悟もそれに見合った硬さを持っています。
まとめ
『悪女が剣を持った理由』は、継母に殺された女性が、二度の転生を経て「希代の悪女」である本来の自分に戻り、愛する人を守るために自ら剣を取る恋愛ファンタジーです。
戻った先が悪名を負った状態であること、汚名を晴らすのではなく利用する道を選ぶこと、そして「説明を求めない相手」を配置して死に戻りものの弱点を解消していること。この3つが噛み合って、定番ジャンルの中で独自の位置を作っています。累計590万閲覧という数字は、その手応えが読者に届いた結果でしょう。
73話が公開済みで、うち65話は「待てば¥0」で読めます。冒頭3話は常時無料なので、合うかどうかを試すのに費用はかかりません。ピッコマ内にはANIME版も並行配信されているので、気に入ったらそちらも楽しめます。





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