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2026年10月1日からTVアニメ第2期の放送が始まる復讐ファンタジーが、『傷だらけ聖女より報復をこめて』です。
原作は編乃肌さん、漫画はSORAJIMA(ソラジマ)。一迅社「comic LAKE」から単行本が刊行されており、ピッコマのランキングで1位を獲得した実績を持つ作品です。第1期は2025年7月に放送されました。
タイトルにある「傷だらけ」は比喩ではありません。主人公は他人の傷を自分の身体に移して治すという力の持ち主です。ここではあらすじ・登場人物・見どころを、結末に触れない範囲で紹介します。

『傷だらけ聖女より報復をこめて』のあらすじ
主人公のルーアは、治癒の力を持つ聖女候補です。
ただし彼女の力には、決定的な代償がありました。相手の症状を自分の身体に移すことでしか治せないのです。誰かを癒すたびに、その痛みも苦しみも、すべてルーアが引き受けることになります。
この特性のせいで、彼女は「欠陥聖女」と呼ばれていました。人を助けるほど自分がぼろぼろになっていく——それが彼女の日常です。
そんなルーアが想いを寄せていたのが、騎士団長のガロットでした。彼が傷を負ったとき、ルーアは当然のように自分の身体に移して癒します。
ところが、その手柄はすべて親友のアリアンのものになりました。そして間もなく、ガロットとアリアンの婚約が決まります。
痛みを引き受けたのはルーアで、称賛を受けたのはアリアン。想い人も親友に奪われる。それでもルーアは、親友を疑おうとはしませんでした。
しかしアリアンには隠された裏の顔があり、ルーアはやがて決定的な絶望に突き落とされることになります。
そこで手を差し伸べたのが、第二王子のスウェンでした。ルーアは彼とともに、自分を踏みつけてきた者たちへの報復に踏み出します。

『傷だらけ聖女より報復をこめて』の主要登場人物
ルーア
本作の主人公。治癒の力を持つ聖女候補で、相手の症状を自分に移して治すという特異な能力の持ち主です。
この能力は、周囲から見れば便利な道具でしかありません。誰も彼女が代わりに負った痛みを見ようとせず、「欠陥聖女」と呼んで軽んじてきました。他人のために傷つき続けてきた人物が、その献身を利用されていたと知って反転する——これが本作の推進力です。声優は瀬戸麻沙美さん。
スウェン
この国の第二王子。絶望の底にいたルーアに手を差し伸べ、報復の道をともに歩む人物です。
復讐ものにおいて協力者の存在は珍しくありませんが、本作の場合ルーアが誰も信じられなくなった直後に現れるという配置が効いています。親友に裏切られた彼女が、なぜこの人物を信じられるのか。その関係の築き方が物語の見どころのひとつです。声優は斉藤壮馬さん。
アリアン
ルーアの親友であり、本作における最大の加害者。ルーアが自分の身体を犠牲にして得た成果を、すべて自分の手柄として受け取っていました。
重要なのは、彼女が最初から敵として登場しないことです。ルーアにとっては信頼していた友人であり、だからこそ裏の顔が明らかになったときの落差が大きい。復讐の対象が「親友」であるという設定が、本作を単純な勧善懲悪から遠ざけています。声優は麻倉ももさん。
ガロット
騎士団長で、ルーアが想いを寄せていた相手。ルーアが自らの身体に傷を移して癒した当人でありながら、その事実を知らないままアリアンとの婚約に至ります。声優は浦和希さん。
その他の登場人物
TVアニメではほかに、シジー(興津和幸さん)、サリッド・ジード=クロウン(前野智昭さん)、ディアナ・ペリドット(津田美波さん)、ルイズ・リストン(土田玲央さん)、ロズ・デドモンド(鳥海浩輔さん)が登場します。

『傷だらけ聖女より報復をこめて』4つの見どころ
① 「助けるほど自分が傷つく」という能力設定
本作の設定でもっとも巧いのは、治癒能力の形です。ルーアの力は相手の症状を自分に移すもので、他人を癒せば癒すほど自分がぼろぼろになっていきます。
この一点で、物語に必要なものがすべて揃います。彼女が善良であることの証明(それでも人を助け続けた)、周囲の身勝手さの証明(その痛みを誰も見なかった)、そして復讐が正当である理由。設定と感情が完全に噛み合っていて、説明的なセリフをほとんど必要としません。
② 奪われるのが「手柄」と「想い人」の両方
ざまぁ系の作品では、主人公が奪われるものはたいてい一つです。地位か、婚約者か、名誉か。本作のルーアはその両方を、同じ相手に、同時に奪われます。
しかも奪ったのは赤の他人ではなく親友のアリアン。奪われた想い人ガロットは、自分を癒したのがルーアだと知らないまま婚約する。加害者が悪意を隠し、被害者だけが事実を知らないという構図が徹底されているため、読者の側にだけ苛立ちが溜まり続けます。この蓄積が、後半の反転を効かせる仕掛けです。
③ 復讐相手が「親友」であることの重さ
本作の報復対象は、見知らぬ悪役ではありません。ルーアが心から信じていた友人です。
これは単に痛快さを削ぐ設定ではなく、ルーアが復讐に踏み切るまでの心理的なハードルを物語の主題にしているということです。信じていた相手を切り捨てられるのか、その決断に至るまでに何が必要だったのか——そこを描くために第1期があり、第2期はその先を扱うことになります。
④ 日本のウェブトゥーンがアニメ2期まで到達した実績
本作の漫画を手がけるSORAJIMA(ソラジマ)は、日本の縦読みマンガ(ウェブトゥーン)スタジオです。韓国発の作品が多いこのジャンルで、日本発の作品がTVアニメ化され、さらに第2期まで到達するのは珍しいことです。
ピッコマのランキングで1位を獲得し、一迅社から単行本が刊行され、2025年7月に第1期、2026年10月に第2期。縦読みマンガの成功パターンとして、かなり明確な事例になっています。この作品が好きなら、同じ縦読み形式の作品も合う可能性が高いでしょう。

TVアニメの情報
第1期は2025年7月に放送されました。第2期『傷だらけ聖女より報復をこめて Season2』は2026年10月1日から放送開始です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 第1期 | 2025年7月放送 |
| 第2期 放送開始 | 2026年10月1日 |
| 放送局 | tvk(毎週木曜24:00〜)/CBCテレビ(毎週金曜26:59〜) |
| 監督(第2期) | 深瀬沙哉 |
| アニメーション制作 | ImagicaInfos/Imageworks Studio |
| 原作 | 編乃肌 |
| 漫画 | SORAJIMA |
キャストはルーア=瀬戸麻沙美さん、スウェン=斉藤壮馬さん、アリアン=麻倉ももさん、ガロット=浦和希さん。ほかに興津和幸さん、前野智昭さん、津田美波さん、土田玲央さん、鳥海浩輔さんが出演します。
第2期から観ても話が分からない、ということはないと思います。ただし本作は「なぜルーアが復讐を決意したのか」の積み上げが要になっているので、第1期から観ておくと第2期の重みがまったく違います。放送まで1か月あるので、いま追いつくのがおすすめです。
『傷だらけ聖女より報復をこめて』はどこで読める?
本作は縦読みのフルカラー作品で、ピッコマ・コミックシーモア・ebookjapan・ソラジマTOONなど複数のサービスで配信されています。ピッコマでランキング1位を獲得したのもこの縦読み版です。
単行本は一迅社の「comic LAKE」レーベルから刊行されています。
| 形式 | 内容 |
|---|---|
| 単行本 | comic LAKE・既刊3巻(2026年8月時点) |
| 【ヨコヨミ】版 | 横読みに再構成した分冊版。30巻以上が配信中 |
| 縦読み版 | ピッコマ/コミックシーモア/ebookjapan/ソラジマTOON ほか |
まとめて読むなら単行本、1話ずつ試すなら【ヨコヨミ】版という使い分けができます。ヨコヨミ版は1冊が短いので、合うかどうかを安く確かめたい場合に向いています。
なお本作はKindle Unlimited・BOOK☆WALKERの読み放題ともに対象外です(2026年8月時点で確認)。読み放題で読める作品を探している場合は、Kindle Unlimitedの対象作品をまとめた記事のほうが参考になります。
電子書籍ストアごとに初回クーポンや還元率が違うので、まとめ買いを考えている場合は電子書籍サービスの比較記事で確認してから選ぶと差が出ます。
こんな人におすすめ
ざまぁ系・復讐ものが好きな人にまずおすすめします。奪われ方が徹底しているぶん、反撃に入ったときの手応えがあります。
アニメの予習をしたい人には今がちょうどいい時期です。第2期の放送開始は10月1日で、まだ1か月あります。
縦読みマンガを読み慣れている人にも向いています。ピッコマ1位の実績があり、この形式の完成度としては上位です。
一方で、明るく前向きな物語を求める人には向きません。前半はひたすら理不尽に耐える展開が続きます。そこを乗り越えた先の反転が本作の魅力なので、序盤で判断せず読み進められるかどうかが分かれ目です。
まとめ
『傷だらけ聖女より報復をこめて』は、他人の傷を自分の身体に移すことでしか癒せない聖女が、その献身を親友に利用され続けたと知り、第二王子とともに報復に踏み出す物語です。
助けるほど自分が傷つく能力設定、手柄と想い人を同じ相手に同時に奪われる構図、そして復讐相手が親友であることの重さ。設定と感情が一本の線でつながっているのが本作の強さです。
第2期の放送開始は2026年10月1日。単行本は3巻、1話ずつのヨコヨミ版なら気軽に試せます。第1期から追っておけば、10月からの展開を何倍も楽しめるはずです。




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